動脈管開存症の手術を受けることになったさつき(長女)。前回の記事では説明を受けるまでの道のりを書きました。

 

今回はいよいよ手術を受けることになるさつき(長女)のことについて書いていきます。

 

↓動脈管についてまとめています↓

関連:動脈管開存症って何?

 

目次

  • 手術の日がやって来ました
  • いざ手術へ
  • 手術を終えて
  • さつき(長女)のその後の症状
  • まとめ

 

手術の日がやって来ました

2017年5月23日。さつき(長女)が手術を受ける日がやってきました。

 

前日のことがあったので、しらすパパとともに実家を30分ほど早めに出ます。

 

↓前日のことについてまとめている記事です↓

関連:動脈管開存症の手術をさつき(長女)が受けるまでの話

 

そして大きい病院に到着。駐車場に向かうと、前日の駐車場の渋滞が嘘のようにスムーズに駐車できました。余裕をもって家を出たので、病院には1時間半ほど早く着いてしまいました。ということで病院内で昼ご飯を済ませてからNICUへ行きます。

 

さつき(長女)は救急車で大きい病院に運ばれてくるはずなのですが、どうやらまだ来ていない様子。私としらすパパはNICUの外の待合室で待つことにしました。

 

手術の時間が近づくにつれて緊張感が増していきます。『なかなかこないねー』『何かあったのかなー』と話していたその時、目の前を保育器のまま運ばれるさつき(長女)が通っていきました。

 

『あっ!来た!』と子ども達に駆け寄っていく私たち。『予定通り到着しました』と先生は報告してくれます。

 

さつき(長女)はすやすやと眠っています。いつもは機械で管理されている呼吸は先生が手動で管理してくれていて、最低限の点滴は看護師さんが運んでくれています。

 

先生『今から処置があるので、少々お待ちくださいね』

 

30分ほど待つと、さつき(長女)を運んできてくれた先生と看護師さんが出てこられました。どうやら病院に戻られるようです。NICUの外で『ありがとうございました』とお別れの挨拶をし、私たちはNICUへ入りました。

 

さつき(長女)は起きたようでモゾモゾしていて、点滴は元通りに戻っています。

 

私『さつき(長女)、これから手術だね。大変だけど頑張ろうね』

 

さつきは知ったこっちゃないとそのまま睡眠に入りました。


いざ手術へ

さつき(長女)の手術の前に搾乳だけしておきたかったので、病院の授乳室を借りて私は搾乳へ。搾乳を終えて戻ってくるとしらすパパが何やら興奮した様子で…。

 

しらすパパ『さ、さ、さつきと目が合った!!!』

 

『んなわけないじゃない』やれやれとさつき(長女)に目をやると…。

 

私『さ、さ、さつきが目を開けてるー!!!』

 

手術前のちょっとした時間に初めて目を開けている様子を見た私たち。たった目を開けただけ…。こんな些細な成長でも本当に嬉しい。さつきは『何そんな盛り上がってんのさ。とりあえず手術頑張ってくるね』と目で語ってくれました。

 

その後、先生が手術前の処置をするということで、私たちはNICUを出て待合室で待ちました。そしていざ手術室へ…。

 

先生『それじゃあお子さんお預かりしますね^^ご両親は待合室でお待ちください^^』

 

手術の説明をしてくれた心臓外科のニコニコ先生です。本当いつでもニコニコしてて癒し系。私たちは『よろしくお願いします』とさつき(長女)を先生に託して待合室へ戻りました。

 

待合室に戻ったしらすパパと私。『問題なく終わってほしいね』『んー、何か緊張する…』と何気ない会話をしていました。『危険性は低い手術だから心配いりませんよ』と聞いていてもやっぱり心臓の手術。不安にならないわけがありませんでした。

 

さつき(長女)が手術室に入って1時間半ほどたった頃、待合室で待っていた私たちに看護師さんからお呼びが…。

 

看護師さん『さつきちゃん今から迎えに行きますので、ご両親も一緒に行きましょうか!』

 

私たちは『はい!』と返事をし、手術室の前まで看護師さんと一緒に移動。さつき(長女)が出てくるのを待ちました。

 

看護師さん『予定より少し(手術の時間が)伸びちゃいましたけど、無事終わったって連絡がきたので大丈夫ですよ!』

 

私たちは手術室の前で不安そうな顔をしていたのでしょう。看護師さんがそう言ってくれて少し安心しました。そして、手術室の扉が開き、先生とさつき(長女)が出てきました。

 

先生『手術は無事成功しましたので、心配いりませんよ^^』

 

手術の後でもニコニコ先生はニコニコしてくれていました。本当に癒し系。私たちは『ありがとうございました!』と先生に告げて運ばれていくさつき(長女)の後ろをついていきました。

 

さつき(長女)は全身麻酔ですやすやと眠っています。左わき腹には手術跡であろう大きなガーゼが貼られています。呼吸は手動で先生が管理。酸素ボンベからなにやらけたたましい笛を吹いたような音がなっています。

 

先生『何かすごい音が鳴ってる…。いつもはこんな音ならないのにね。少しうるさいですけど、酸素はしっかり入っているので大丈夫ですからね』

 

不安そうに見つめる私たちに先生が一言。そしてNICUに到着し『処置があるので、少しお待ちくださいね』と言われて先生と看護師さんはそのままNICUへ入っていかれました。

 

そして1時間後。『手術後の処置ってやっぱり長いんだねー』なんて話しているところに看護師さんが来られました。

 

看護師さん『お待たせして申し訳ありません。処置が終わりましたのでお入りください』

 

そして私たちは入室しました。

 

↓手術後の様子です↓
未熟児,早産児,動脈管開存症

黄疸が出ていたので、光を浴びていました。目には光が入らないようにサングラスをかけ、左わき腹には大きなガーゼがあります。まだまだ麻酔が効いていて、さつきはすやすやと眠っていました。

 

私『お疲れ様さつき。よく頑張ったね』


手術を終えて

手術後の説明を心臓外科のニコニコ先生がしに来てくれました。

 

先生『問題も起こることなく手術は成功しました。術後の24時間は何か起こることがあるので、経過観察はNICUの先生にしっかりしてもらいますね』

 

無事手術を終えたさつき(長女)。私たちは先生の説明を聞いてホッとしました。まだまだ予断は許しませんが、最初の一つの山を越えてくれました。

 

説明を聞き終わり、さつき(長女)に別れを告げて私たちは帰路につきました。

 

私は手術が終えたことを両親(子ども達から見ると祖父母)に連絡しました。『心臓の手術だし、連絡があるまで心配で仕方なかったよ』と私の母は伝えてくれました。どうやら心配で携帯電話の前で正座をして待っててくれたようです。ありがとう母。

 

こうして何にもしてないけど、精神がすり減るような長い一日は終わっていきました。


さつき(長女)のその後の症状

この手術から1カ月してからの話になるのですが、さつきに手術の合併症(?)が出たので一緒に記述しておきます。

 

無事手術を終えて、順調にさつき(長女)は元の病院へ戻ってきたのですが、先生が少し気になることがあると言って話をして下さいました。

 

先生『手術との関係はわかりませんが、さつきちゃんの左の横隔膜があがったままで下がらない状態が続いています。これが続けば呼吸に何らかの影響が出るかもしれません』

 

横隔膜

 

横隔膜は上の図でいうと肺の下にある膜で、肺を膨らませたり縮ませたりさせる呼吸をするために大事な組織です。

 

先生『手術の後遺症とは関係ないと大きい病院の先生は言っておられるので、手術との因果関係は分かりません。今は一旦経過観察していきます。症状次第では何らかの対応をすることになります』

 

その後2週間ほどかけてさつき(長女)の横隔膜は自然に治り、事なきを得ましたが先生は手術の影響を疑っておられました。

 

その後、横隔膜の件が落ち着いてしばらくしてからのことです。またまた気になることが出てきたと先生からお話がありました。

 

先生『左反回神経が麻痺している症状が見られます』

 

反回神経,反回神経麻痺

 

反回神経はノドにある神経で、飲み物や食べ物を食べてノドを通るときに食べ物を食道の方へ導くために必要な神経になります。飲み物や食べ物がノドを通る瞬間に反回神経は気管にフタをして飲み物や食べ物を食道の方に導いてくれます。気管の方に飲み物が誤って入ったりするとむせたりします。

 

よく飲み物を飲むと変なところに入ってむせることがありますよね?反回神経の反応が遅れるとこういう症状が起こります。

 

さつき(長女)は手術の影響で左の反回神経が麻痺している為、むせやすいということになります。しばらく経過観察してもらいましたが状況は変わらず一生のお付き合いになりそうです。


まとめ

心臓の手術、本当に怖いですよね。自分には何もできませんが、子ども達が治療を受けられる環境を作ってあげることはできます。

 

心臓付近には色々な神経も通っているそうなので、経過観察で何か症状が出るかもしれません。

 

私たち親はそれを受け止めることしかできませんが、受け止めることは親にしかできないことです。

 

子ども達の症状が少しでもいい方に流れていけるように、いつでもどんな症状にでも対応できるように心づもりして頑張っていきます。


最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

次はめい(次女)に起こった症状についてかいていきます。


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